- 2017-12-10
- 40代後半から始める, 主婦のための
- FX, 資産運用
- Write comment
近年では、資産運用の一環として日本の個人投資家の間でもFXを行う人が増えてきました。FXとは外国為替証拠金取引のことで、例えば日本円とドルなど異なった国と国の通貨を用いて資産運用を行います。簡単に言えば、1ドル100円の時にドルを買い、1ドル105円になった時に売却することで5円の利益を得ることができます。取引する口数を増やせば、一度の取引で大きなリターンを得ることもできます。資産運用としてはかなりリスクの大きい部類に入る運用方法ですが、その分一気に資産を増やすことも可能になります。
FXの場合、大きな特徴として証拠金というものが挙げられます。証拠金と呼ばれる一定額の金額を担保として入金することで、その額の何倍もの金額の口数で取引することができます。例えば100万円しか資金が無かったとしても、数万円の証拠金を入金しておくことで1000万円持っていた場合と同じ規模の取引ができることになります。個人取引の場合は、多くの業者で入金した証拠金の25倍までの金額で取引が可能になります。つまり、100万円の取引を行いたい場合は4万円の証拠金が必要となるので、その分だけ準備しておけば良いことになります。ただ、4万円ちょうどしか入金していないと損が出た場合に資金的に耐える余裕が無く、あっという間に証拠金を没収される事態に陥ってしまうので注意が必要です。
また、FX業者を選ぶ際に重要となるのがスプレッドと呼ばれる売買差額です。スプレッドは1取引ごとにかかる手数料のような存在で、業者が自由に設定できます。安い業者では0.3円、高い業者は1円以上など幅があるので、できるだけ低い業者を選んだほうが損になりません。ただ、スプレッドが高い業者の場合は、売買を指定の金額で成立させる約定力が高かったり、システムやサービスが充実していることも多いので、自分がどの部分を重視するかによっては選んだほうが良いこともあります。
資産運用としてFXを始める場合、現在ではほとんどの業者で口座維持費や売買手数料はかかりません。利用者の増加に伴って、様々な口座開設キャンペーンなどを行っている業者も多いので、どこの業者にするかを選ぶ際にはよく吟味することが大切です。自身の慣れや観察眼なども大きく影響する資産運用方法なので、まずは基礎知識をしっかりと身に付け、デモ口座などで練習を積んだ後に始めるとスムーズに進められるでしょう。