- 2017-11-23
- 40代後半から始める, 年収500万
- 株式, 資産運用
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ここ数年、デフレ脱却を目指して政府と日本銀行が様々な政策を打ち出した結果、株式市場や為替市場は活況を呈し続けてきました。テレビや書籍など、メディアも資産運用をテーマに大きな広告を打っており、「誰でも気軽に投資が始められる」という風潮が蔓延しています。
確かに現在の資産運用は少額でも取引が可能です。とは言え、資産運用のメリットとデメリットをしっかりと理解して始めなければ、大きな損害を被る可能性がありますので注意が必要です。
まずメリットですが、第一に少額で資産運用を行うことから損失は限定的なものとなるという点です。株式やFXなどがインターネットを介して取引できるようになって以降、1株からでも取引が可能になりました。さらに売買金額の設定はもちろん、損失ラインを越えた場合に自動的に売却が完了するシステムがあるなど、資産運用で一番重要な損切りをしっかりと設定できるようになったこともポイントです。昨今は書店に行くと、投資に関する書籍や雑誌が無数に存在します。しかし、こうした書籍類を購入する前に、証券会社や外為会社のホームページを訪問すれば、基本からわかりやく説明しているサイトが多数存在します。そのため、まずはこうしたサイトをチェックして投資の基礎を学び、次に戦略を練ろうと考える際に書籍を参考にするスタイルを採ることがベストと言えます。
第二のメリットとしては、売却益の獲得以外にも株主優待を少額で始めることが出来ると言う点です。株主優待とは、一定期間企業の株式を一定数有することで、その企業の商品・サービスをもらうことが出来ることを指します。自分のお気に入りの企業の商品等が欲しい場合は、こうした楽しみ方もありますので利用するとお得感があり便利です。
次にデメリットですが、少額の投資では損失も少ないですが、得ることが出来る利益も少ないと言うことです。資産運用は元本をいかに減らさないかは非常に重要です。しかし一定のリスクを取る人にのみ、それに見合ったリターンが与えられることも事実です。そのため、少額で資産運用の経験を積んでから、徐々に投入額を増やしていくスタイルが良いでしょう。慣れてくれば損切りラインはもちろん、売却価格やその時期も徐々にわかってきます。焦らず徐々に経験を積むことが大切です。
なお、市場の状況がいつでも良いとは限りません。市場の状況が悪いと判断した場合には、無理に資産運用は行わずに休むことも重要です。