- 2017-11-6
- 40代後半から始める, 年収700万
- リスク, 安全, 資産運用
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安全性の高い資産運用とは、まず価格下落のリスクの低い金融商品を中心にポートフォリオを組むことが挙げられます。安全性の高い金融商品としては、債券があります。債券の種類には、国は発行する国債や公共団体や企業が発行する公社債が存在しています。それらの債券は格付けの高い金融商品を選ぶことが重要となります。格付けの高い債券ならば、価格の変動は少なく安定的な利回りを確保することが可能です。次に安全性の高い金融商品としては、不動産投資信託が挙げられます。不動産投資信託は不動産の家賃収入に基づいて配当が出されるため、比較的安定した資産運用ができるようになります。
しかし、債券や不動産投資信託だけでポートフォリオを組むと、リターンが非常に低くなってしまう面が出てきます。そのため、ある程度はリスクのある金融商品をポートフォリオに入れておく必要性が出てきます。金融商品としては、株式を投資対象とした投資信託などを一部に組み込みたいところです。株式というのは、債券とは逆の値動きをすることが多くなっています。したがって、株式と債券をバランス良く資産運用をすることで、より安定性のあるポートフォリオが組めることに繋がってきます。また、株式を投資対象とした金融商品以外にも分散投資をしておくと、安全性がさらに増すことが期待できます。その候補となるのが、商品の一つである金への投資となってきます。希少価値のある金の価格は長期的に上昇していく傾向があるため、資産運用の方法としては有力な手段と言えます。また、世界の経済不安が出た時には金価格は上昇することが多いため、一層安定したポートフォリオが組めるようになってきます。
さらに安全性の高い資産運用をするには国内の債券や株式の金融商品だけではなく、世界の株式や債券などに分散投資をしておくと、より安定性が増したポートフォリオにすることが可能となります。世界分散投資では、アメリカやヨーロッパなどの先進国を中心に金融商品を選びたいところです。しかし、長期の資産運用を考えているようであれば、新興国の株式の投資信託なども一部組み込んでおくと良いです。新興国の金融商品は短期的には値動きが乱高下をすることがありますが、高い経済成長を続ける可能性が高いことから長期では高いリターンが期待できます。以上のように安定した資産運用をするには、性質の異なる資産クラスにバランス良く資産を配分しておくことが重要だと言えます。