- 2017-11-14
- 20代後半から始める
- ポートフォリオ, 資産運用
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ポートフォリオを決め、その範囲内で資産運用
資産運用にあたっては、手元の資金を漫然と運用するだけでは、10年後、20年後に、想像していたよりも増えていなかったり、逆に大きな損失が出てしまうこともあります。若い世代から資産運用を始めるメリットとして、老後にかけて長い期間運用できることがあげられます。短期間で少々損失を出してしまっても、長い目で運用を行うことで、プラスに変わることも多いので、資産運用を学びながら、じっくり資金を運用することができます。具体的には、毎月、貯蓄に回している資金のうち、国内債券・国内株式・海外債券・海外株式などに対して、どの程度の割合で積み立てを行うか、ポートフォリオを決定します。決まった割合でコツコツ積み立てていけば、長期の資産運用をすることができます。積み立てを行いながら、1年に1回、あるいは2年に1回程度、利益の出たものを売却して、損失の出たものを購入していきます。このように資産配分を組み直すことで、バランスのよいポートフォリオを保つことができます。
子供の誕生で年収が減る可能性も考慮
若い世代では、コツコツ積み立てていくメリットが大きいものの、いくつか注意しておきたい点もあります。その一つとして、子供が誕生した後の、マネープランの再考があげられます。妻が育児休業を経て、産後も収入を保ちながら働き続けられればよいのですが、社会の仕組みとして、現状では難しい面もあります。世帯の収入が減少したときに備えて、固定費を見直すなど、家計の支出の見直しをすることが望まれます。また、出産後に働き続ける場合には、保育園のお迎えや子供の調子が悪いときなど、何らかのサポートが必要となる場面が増えてきます。近くに祖父母がいれば、あらかじめ応援を求めておくと、心強いものです。
住宅購入をするかどうかもポイント
若い世代の方で、賃貸住宅に住んでいる場合には、将来、マイホームを購入するかどうかも、資産運用を考える際の大きなポイントとなります。リスクの大きい株式などの比率を高めて運用していると、住宅購入の頭金が必要になったときに、必要な資金を確保できない恐れがでてきます。早い段階で住宅の購入を考えている場合には、資産運用の際には、リスクの低い運用を心がけることが大切になってきます。マイホームを購入する際には、頭金をできるだけ多く準備できる方が、その後の返済にゆとりが出るためです。