- 2017-10-1
- 20代後半から始める
- 必要性, 資産運用
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日本銀行がマイナス金利を導入して以降、国内全体の金利が低下し始めました。これを受け、企業が借り入れる際に支払う利息や、ローンを組んで住宅を購入した人が払う住宅ローン金利が下がったいます。その一方で、銀行や郵便局にお金を預けるだけでは、ほとんど利息が付かないこととなり、以前以上に資産運用の必要性が重要となっています。特に働き盛り世代の30代夫婦にとっては、その必要性は特に重要となっています。
その理由としては、第一に子供が生まれた場合、教育費はもちろん共働きの夫婦にとっては保育所に預けるための資金が必要となるからです。最近は英語が小学校から必須科目となりつつあり、入学前後から英語に関する費用が以前に比べて多く掛る傾向にあります。そのため仕事で得た収入以外にも、資産運用で得た副収入があればこれに越したことはありません。
第二に、現在はローンを組みやすい状況になっていることから、積極的に住宅を購入しようとする風潮にあります。支払う金利も固定や変動など様々ですが、現状を鑑みると固定金利でローンを組む方が有利と言えます。しかし、現在のような低金利が長く続くかどうかは誰にも分りません。そのため、支払ローンの月額等が上昇した場合に備えて資産運用を行っておくと、いざという時にあわてなくて済みます。
第三に、両親への介護が将来必要になることを考える必要があるからです。最近は在宅介護など、ヘルパーを雇うシステムも以前に比べて普及していますが、やはり一定の施設への入居も考慮しておく必要があります。しかし、こうした施設への入居は非常に高額なことに加えて、予約が多数あることからキャンセル待ちを余儀なくされる可能性があります。最悪の場合は、夫婦のいずれかが付きっ切りで面倒を見なければならなくなることも予想されます。その際は収入がゼロになるケースもあります。そのため、若い頃から資産運用を行っておくことで、不測の事態に備えることが出来ます。
資産運用を行う際に必要なことは、まずは少額で始めることが重要ということです。例えば、ここ数年は株式市場や為替市場が活況を呈しています。しかし、初心者が株式やFXなどのリスク資産の運用をいきなり始めることは非常に危険です。最悪の場合、つぎ込んだ資産すべてを失ってしまう場合もあります。そのため、まずは投資信託などプロがアドバイス・運用してくれる商品を少額で始めることが大切です。