- 2017-10-23
- 20代後半から始める, 40代後半から始める, 年収700万
- 必要性, 老後, 資産運用
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史上初めてのマイナス金利が導入されました。この機会に資産運用を始めようと考える方も多いのではないでしょうか。子供の手が離れ、資金に余裕が出てきた方ならなおさらですね。
しかし、「子供や孫に財産を残したい」「老後の資金を準備したい」など、資産運用の必要性は感じていても、何から始めれば良いのか分からないという方も少なくないでしょう。
資産運用と一口に言っても、預金、債券、投資信託、FX(外国為替証拠金取引)、株式、貴金属、不動産など様々な商品があります。まず、余裕資金のうち、どの程度を資産運用に充てるかを考えることが大切です。次に、どの程度のリスクを許容できるかを考えることが大切です。残念ながら、ローリスクハイリターンの投資は無いと考えましょう。
資産運用の目的を考えると、資金の全てをハイリスク商品に充てることはあり得ませんね。安定した資産運用のコツは、分散投資をすることです。つまり、アセットアロケーション(どの商品に投資するかの割合)を考えることが必要となります。
とはいえ、投資を始めるにあたって、いきなりアセットアロケーションを決めるのは困難です。そこで、お薦めしたいのは、資金の50%を元本保証のある商品(預金、個人向け国債など)に充て、残りを証券口座(できればネット証券)に預け入れることです。証券口座の資金は、すぐには動かさずに、リスクを取った投資について学ぶと良いでしょう。投資は、勉強さえすれば上手くいくものではありませんが、最低限の知識は必要不可欠です。
初めての投資は、投資信託をお薦めします。投資信託なら、少額から投資できますし、分散投資の観点からも良いでしょう。投資の第二ステップとしては、株式をお薦めします。FX(外国為替証拠金取引)もありますが、FXはレバレッジが大きい(証拠金の何倍もの取引ができてしまう)ため、投資初心者にはあまりお薦めできません。株式なら、知っている会社が少なからずあるでしょうし、配当や株主優待の楽しみもありますので、投資の第二ステップとしては入りやすいでしょう。ただし、株式投資も少額から始めるようにしましょう。株式投資で収益をあげるには、知識だけでは不十分で、売買経験により、値動きの感じをつかむことが大切です。そして、経験を積む間に、大きな損失を出さないことも重要です。資産運用のの必要性を感じているなら、じっくり投資に取り組んで、市場からはじき出されないようにしなくてはなりません。